無限探求打楽器奏者『ワイパー・イトウ』ブログ

北海道札幌市在住、打楽器奏者「ワイパー・イトウ」のブログ。 ●●●レッスン生募集中●●● 詳細はこちら → http://wiper-ito.hatenablog.com/entry/2017/06/28/005437  Facebook → https://www.facebook.com/akira.ito.3154  YouTube "Wiper-Ito Channel" → https://www.youtube.com/channel/UC58hZcSnJJho6R6EYTIjvBQ?view_

「なにかが成仏した日」

僕は、そもそもプロミュージシャンになりたくて、

 

でも、学生時代に大した活動実績は残せなくて、

 

音大の奨学金試験を受けたけど落ちて、

 

専門学校に行こうとしたけど学費の問題で行けなくて、

 

あきらめてアマチュアミュージシャンのトップクラスを目指し、公務員になった。

  

でも、腕前は中途半端で、

 

天才には程遠く、

 

個性も全然なくて、

 

体力もなく、

 

まれにプロミュージシャンから上京しないのかチャレンジしないのかと聞かれたけれど、

 

僕はプロを諦めた人間なんだと、自分に言い聞かせた。

 

本当はうれしかったのに、

 

断って、チャンスを棒に振った。

 

実力が足りないからプロになれなかったのだと、

 

苦行のように練習に打ち込み、

 

身体が悲鳴を上げるほど練習し、

 

ちゃんと練習してこないで弾けていないのにヘラヘラしているアマミュージシャンや、

 

道楽として割り切っているアマミュージシャンや、

 

あんまり上手くないプロミュージシャンを、

 

見下し、

 

馬鹿にし、

 

僕は違う世界に住んでいる人間だ、

 

僕はあんな人たちじゃない、

 

とてつもなくくだらない虚勢を張り、

 

どんどん僕の世界は狭くなり、

  

公務員はドロップアウトし、

 

今じゃしがない、無職の自称ミュージシャン。

 

将来のあてはない。

 

こんなはずじゃなかった

 

こんなはずじゃなかった

 

こんなはずじゃなかった

 

こんなはずじゃなかった

 

僕の人生 こんなはずじゃ

 

「僕はミュージシャンだ」と虚勢を張らなければ、

 

僕は筋肉を失った骨のようにガタガタと崩れてしまいそうだった。

 

だれも認めてくれない

 

だれも認めてくれない

 

だれも認めてくれない

 

だれも認めてくれない

 

だれも認めてくれない

 

さみしい 孤独だ 悲しい

 

 

 

だれもわかってくれない

 

 

 

そんな今日(正確には昨日)、

 

僕を認めてくれている人がいることに気がついた。

 

ちずちゃん(※)だった。

 ※僕はたまちゃんのことを、普段はちずちゃんと呼んでいる。

 

今の今まで気付かなかった。

 

僕をなんの疑いもなく純粋にミュージシャンだと信じている人が

 

こんなに近くにいたことに。

 

生まれて初めて、

 

ミュージシャンだと認められた。

 

僕は泣いた。

 

わーんわーん嗚咽した。

 

胃が捻れて胃液がもう少しで出るところだった。

 

こんな泣き方をしたのは、

 

高校生のとき、夢やぶれたとき以来だ。

 

 

 

自分の中で、

 

なにかが成仏した気がした。

 

 

 

僕は、もうミュージシャンという虚構の鎧を着なくてもいいのだ。

 

そんなもの着なくとも、ミュージシャンなのだから。

 

とてもださい人生で、

 

書くのが本当に本当に本当に恥ずかしいんだけれど、

 

これは書いて残しておかなければならないなと思った。

 

特に、夢やぶれたと思っている人、その傷が癒えてない人に少しでも届いてくれれば、あわよくばなにかのお役にたってくれればうれしい。

 

こんなださい僕でも、

 

きっとなにかできることがあるはず。

 

 

 

ふたこわたるさん、ありがとう。

 

そして、ちずちゃん、これからもよろしく。 

 

 

 

ワイパー