謎の打楽器職人『ワイパー・イトウ』の生き様はこんな感じなのよブログ

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【1日目】2017.5.10~21ヴィパッサナー瞑想合宿の記録

さて、ようやく書く気が起きてきたので、ヴィパッサナー瞑想合宿記録の続き。

 

↓↓↓前回記事はこちら↓↓↓

wiper-ito.hatenablog.com

 

 

 

●1日目「瞑想って、地味。」

 

 

1日目。

 

 

「コーーーーーーーン・・・コーーーーーーーーン・・・」

 

 

スタッフさんの叩く鐘の音が鳴り響く。

 

朝4時起床。

 

目覚まし時計は持ち込みはOKなのだが、アラーム使用禁止(他の参加者の集中の妨げになるものはとことん排除される)のため、参加者はこの鐘の音に従って行動することになる。

ちなみに、時計は駆動音が大きいものに関してはダンマホール(=瞑想場)への持ち込みは禁止。

 

4時起きなんてできないかと思ったが、修行に来たという緊張感があれば意外とできるもんだ。

 

スケジュールについては、下記のとおり(4日目、10日目は少しイレギュラーになる。)。

 

4:00 起床

4:30~6:30 自主瞑想(※1)

6:30~8:00 朝食&休憩

8:00~9:00 グループ瞑想(※2)

9:00~11:00 自主瞑想

11:00~13:00 昼食&休憩

(12:00~13:00 指導者との面談(希望者のみ))

13:00~14:30 自主瞑想

14:30~15:30 グループ瞑想

15:30~17:00 自主瞑想

17:00~18:00 ティータイム

18:00~19:00 グループ瞑想

19:00~21:00 講話&グループ瞑想

21:00~22:00 就寝&消灯

 

※1 自主瞑想・・・各自、ダンマホールまたは自室にて瞑想を行う。外に出たり、トイレに行くなど、短時間の休憩は可。

※2 グループ瞑想・・・全員がダンマホールに会して行う瞑想。ダンマホールから出ることは一切できない。

 

 

 

4時30分、ダンマホールに向かう。

 

「初日の朝一発目から、みんなそんな真面目に瞑想したりしないだろう。」と思いきや、めっちゃ来とる。

「やべぇ、甘い気持ちで参加したの自分だけか。」と少し動揺する。

 

 

まぁ、とりあえずやってみよう。

 

 

というか、習ったのは「鼻周辺の感覚でもって、呼吸を観察する」というただその一点だけ(前回記事参照)

これだけを4:30~6:30までの2時間、ひたすらやれと。

どういう新手の拷問だよ。

 

正直、どのようにこの時間を過ごしたのか、全く記憶にない(汗)。もしかしていなくとも寝落ちしていたのかもしれない(辛かったという記憶があまりないので・・・。)。

 

そして、大体6時くらいになると始まる、ゴエンカ師のありがたい詠唱。

通称「モーニング・ゴエンカ・リサイタル」

  

 

長い。

 

 

長い、長い

 

 

長い、長い、長い、長い、長い、長い、長い、長い、長い

 

 

正直、

 

 

帰りたい。

 

 

なお、この参加者の心をへし折るゴエンカリサイタルは、これから最終日に至るまで毎日行われるのである・・・。

 

ばばとぅ~さ~ば~まんげらん~~~

 

ばばとぅ~さ~ば~まんげらん~~~

 

ば~ば~とぅ~~~~

 

さ~~~ば~~~~

 

まんげ~~~~~~~~

 

らん~~~~~~~~~~~~~~~ ンムッ

 

 

 

まんげがどうしたって?!(怒)

 

 

 

・・・。

 

 

 

そして、7時から朝食。

 

初日のメニューは確か、「白米または玄米」「味噌汁」「漬物」だった気がする。飲み物は「ほうじ茶」「紅茶」「豆乳」「牛乳」「インスタントコーヒー」が選べる。

「殺生はだめよ&刺激物はだめよ」というスタンスだったと思うので、牛乳とコーヒーが提供されるのは意外だった。

なお、全ての食品は、油に関してはココナッツオイルを使用しているようであり、かつ、使用を最小限に抑えているので、脂っこい食物は全く期待できない。

 

いわゆる小学校の給食配膳スタイルのような感じで、みんなそれぞれお盆と器を拾って盛っていく。なお、所謂「聖なる沈黙」ルールのため、なにも会話がなされないまま自分の順番を待っている集団の列というのは実に奇妙な光景だった。

 

不思議だな~と思ったのは、「白米」と「玄米」と両方盛っている人が結構いたこと。お椀の中に茶と白のツートンカラーができている。これはなんでだろう?「玄米嫌いだけれど、少しでも食べておかなきゃ。」という気持ち?それとも「出されたからには手をつけなければ失礼。」という気持ち?

 

まあ、いろいろと思うことはあったが、食事は全体的に大変美味しかった。スケジュールを見てわかるとおり、「瞑想」と「休憩」しか存在しないので、食事時間は大変な癒しタイムだったのである。

 

 

 

その後は、延々と瞑想タイムが続く。

 

 

1日4回ある各グループ瞑想の前には、瞑想法についての指示があるが、その内容については前日のものと変わらず「鼻周辺で呼吸を観察しろ。」。

  

 

今日、1日中それだけかい!

 

 

「座っているだけなんて、楽勝だぜ。」と思っていたが、早々に 絶 望 した。

 

ひたすら「座る→呼吸を観察」の繰り返し。こ、これが、10日間続くのか・・・。

 

古い生徒(=参加2回目以上のリピーター)が参加者の半分近くを占めていたが、「これに2回参加する人の気がしれない」と思った。

 

それでも、グループ瞑想の回を重ねる度に、事前説明での助言が少~しずつ少~~しずつ増えていって、なんとなく「そういう観点で見ればいいのか」というものがわかってくる。

 

例えば、

 

・息はどちらの鼻の穴から出入りしているか?右か?左か?両方か?

・息を吸うとき、空気は冷たい。吐くときは、暖かい。

・息は鼻腔のどこに当たっているか?

・鼻腔~気管にかけて、どのような感覚を感じるか?

・鼻と唇の間の部分(チョビヒゲの生える部分)で息の感触を感じることはできるか?

・肌の表面に「痒い」「痛い」「熱い」「冷たい」等の感覚はないか?

・筋肉に緊張や痙攣はないか?

・鼻の筋肉はどのように動いているか?

・鼻骨の存在は感じられるか?一番高い部分はどこか?

・鼻腔の湿り具合はどうか?乾燥しているか?湿っているか?

 

という感じ。

 

おお、今、こうやって書き出して初めてわかったけれど、

意外と忙しいなこれ。

と、まあ、こういうことを探索しつつ感じ続けなければならない。

 

難しいのは「感じ続ける(=観察し続ける)」ということ。

 

途中で、「あと何分かな~早く終わんないかな~。」「あっ、そういうば家の鍵ちゃんと閉めたっけ。」「今、何曜日だっけ。」「あ~収入源なくて将来生きていけるのかな~。」「終わったら最初になに食おうかな~。」なんて雑念が入ると、観察が途切れる。

 

それがだめというわけではなくて、「修行を始めたての人であれば、観察が途切れるのが当たり前」なのである。今、やっていること、目指すべきこととは、どれだけ「観察を途切れずに続けられるか。途切れても、すぐに観察することに戻って来れるか。」という技術を磨くことなのである。

 

この文を読んで、「そんな簡単なこと練習するまでもねぇってwwwヴァカの集まりじゃねぇのwww暇人乙wwwwwwwwwwwww」と思った方は、ぜひ自分でチャレンジしてみて。最初は、5秒、いや、3秒もたずに雑念入って切れるから。

 

  

ほら、

  

意外とできないでしょ???

  

  

というか、そもそも「鼻で呼吸を感じる」ということができない人も多くいるようだ。

※最終日に会話ができるようになった後の他参加者の話で、「鼻で呼吸を感じることができなくて、初日はそれで終わった。」という人が結構いた。

  

 

なお、記憶がもう曖昧だが、1日目は瞑想中に壮大な気づきみたいなのはなかったような気がするなぁ・・・寝落ちしてたのかなぁ・・・。

  

 

 

そして、17時からはティータイム。

 

バナナ1/2カットを2切れ、オレンジ1/8カットを2切れを食べられる(余りがあればおかわりも可)。

 

このティータイムは貴重な心のオアシスであった。外に出たら、バナナを腹いっぱい食べてやろうと思った。

 

この日は、バナナとオレンジを4切れずつ食べ、紅茶かなにかを2杯飲んだ。

 

ふー満足・・・と思いきや、僕がこのとき大きな罠にかかっているとは思いもしなかったのである。 

 

 

   

ティータイムの後は、18時から1時間グループ瞑想。

 

 

この時の僕の心は、

 

 

 

「・・・オシッコ・・・したいっっっ・・・!!!」

 

 

 

という渇望ではちきれそうだった。

 

いや、はちきれそうだったのは心ではなくて膀胱だ。

  

鼻で呼吸を感じるどころではない。膀胱で呼吸を感じている。

 

深呼吸をした瞬間、ちびりそうだ。

 

全ては、ティータイムでお茶をがぶ飲みしたせい。

 

結局、おもらしすることはなかったが、生きた心地がしなかった。当然、瞑想も全く身に入らなかった。

 

 

その後、講話(ちなみに、講話もCDで行われる。ゴエンカ師の談話を日本語訳したものをお姉さんが読み上げたもの。)にて、

  

 

「満腹感は3/4まで。ましてや、食い過ぎなど言語道断。」

 

 

それ、

先に言ってよ。

 

おかわりあるなんてずるいぜ・・・つい手が出てしまうじゃないか。

 

なお、このオシッコ事件が、このあとの9日間にも影響してくるとは、この時は全く思いもしなかったのである・・・。

 

 

 

そして、22時に就寝。

 

「1日中、目をつむって座ってたのに、こんな早い時間帯に寝れるのかよ・・・。」

 

 

 

 

10分後

 

 

 

 

ぐごーぐごー。

 

 

 

結論:瞑想は疲れる。故に、すぐに眠れる。

※これは、僕だけではなくて、ほとんどの人はそうで、はじめは不眠を心配するが意外と寝れてしまったそうだ。

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイパー